■1つ目は、お店の規模(広さ)
近年、日本では大型店舗ではなく、中小規模のサロンがほとんど。
日本人は「見た目」より、「ゆっくりリラックス」出来るかどうかという価値観という風に感じます。
対する中国人が持つ価値観は、とにかく「大きく、見栄えが良く、煌びやかに」が重視される傾向にあります。
中国語で「大気(ダーチー)」という言葉があります。「大きく、気前が良く、荘厳な」という意味です。
服を買うにしても、装飾品を買うにしても、この言葉をよく耳にします。
根底にあるのは、如何にセレブ感が漂い、面子(メンツ)が立つかどうかです。
自身が通っているエステサロンを友人や知人に紹介するときも、そこに面子(メンツ)がチラつくように感じます。
「へー、通っているエステサロンは「大気」だね!)と思われるかどうかもひとつのアピールアイテムとなります。
ただし、これは私が中国に来た頃によく見られた現象で、最近はやや変化が現われてきました。
中国でも最近は中型店舗が増えている。近年、中国では物件の賃貸料が高騰し、人件費も上がっているのが理由の一つで、
特にコロナ禍によるロックダウンが続いたことで、メンツよりも実を取る傾向が強くなったように感じます。
今後、中国のエステサロンの小型化&精度向上に対する追求がますます加速して行くと思われます。
■2つ目は、お客様が求める「お店での過ごし方」
日本ではプライベートサロンが多い。
一人の時間をゆっくりとリラックスして過ごしたい方が多いと感じます。
そう、日々頑張った自分へのご褒美という意識が強いように感じます。
対する中国人が求めるエステサロンでの過ごし方とは、
家族や友達を連れて来店し、そこで一緒に時間や場所を共有しようとする傾向が強く、サロンの雰囲気も日本よりはアットホームな感じです。
■3つ目は、コースの種類とニーズ
日本のお客様は自分の気に入ったコースをずっと継続するのに対し、
中国のお客様はいつも違ったコースを選択される方が多いです。
常に新しいものを要求するので、サロンのコースの種類も非常に多い、逆に少ないと物足りないと言われます。
同じアジア人でも肌の状態はかなりの違いがあります。
中国では水や空気が日本に比べて良く無い為、ピーリングや毛穴洗浄のコースの需要は日本に比べて非常に高いです。
最後に、
サービスにおいては、やはり日本のサロンは素晴らしいと思います。
きめ細かい技術やお客様への配慮、相手の立場にたったおもてなしは中国の日系サロンであっても、なかなか体験できません。
私も中国でよくエステサロンに行きますが、コース中にエステティシャンがオプションや回数券の営業をしてくるので困る時が多いです。
中国人の友達にこの事をいうと、営業しないほうがおかしいと言われ驚きました。
最後に両国に共通することは、日本人でも中国人でも美容に対する意識や要求はどちらも高く、
常に美を追い求め、いつまでも健康に若々しくいたいという願いは全世界共通なのかもしれません。
modo mioでは、自分「らしさ」をカタチに。をモットーに、美容関連のサポート業務を行っております。
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