美容業界に20年以上携わり、上海在住歴4年の筆者から見た中国人女性と日本人女性の美意識の違いについて、
多少私見にはなりますが述べたいと思います。
一言でいえば、日本人女性は”外面美容”、中国人は”内面美容”と言えます。
少し具体的な例を挙げますと
”外面美容”的な日本人女性に見られる美を追究するパターンとして
・ファッション
・ヘアスタイル
・メイク
といった身体や顔をいかにキレイに可愛く見せるかがポイント。
※日本人である私の感覚だと、日本人女性の”見た目”に対する美意識は世界一だと思います。
それは普段の生活にもよく現われていて、例えばコンビニやゴミ捨てに行くときでさえ、しっかりメイクをし、TPOに合わせたファッションをするという徹底ぶり。
ある種、日本人特有の”他人からどう見られているか?”という意識が働き、それが”身だしなみ”から”美しさや可愛さ”の追求の根源になっているのではないでしょうか?
また、メイクひとつをとっても、日本人女性のメイクはとても細かく、ファンデーションを塗るだけでも多くの工程があります。
日焼け止めやコントロールカラー、コンシーラーなど時間をかけて細かくメイクをしたり、その日の肌状態によって使う色や種類を変えたりします。
あくまで”他人からどう見られているか?”という意識が根底に、”どうすれば自分がきれいに見えるか?”という美意識の追求という構図です。
一方、”内面美容”的な中国人女性に見られる美を追究するパターンとして
・食事
・運動
・生活習慣
といった身体の内側の美を追究することがポイント。
※中国人女性は内臓を冷やさないように普段から冷たい食べ物や水を飲まない、特に生理中もカイロをお腹や腰に貼り、アイスクリームや果物を摂取せず、
身体によく無いから髪の毛を毎日洗わないといった意識の方が多く見られます。
普段の生活でよく目にするのは、スポーツジムやヨガ教室に通い、汗をかくことで身体の毒素を排出するのに余念がありません。
マッサージ屋でカッサや吸盤施術を受け、皮膚が内出血してでも毒素を出す意識が強いです。
また、普段からお茶や白湯を飲み、風邪や熱があるときは白湯を飲むことで毒素を流す。
最近はスターバックスなどでコーヒーを嗜む女性は多くなりましたが、それでも身体の調子に合わせてお茶を選び、一日に何杯も飲むという。
そこには”他人にどう見られているか?”という意識よりも、”自身の健康=美”というカタチなのかも知れません。
最近は日本人女性の間でも中国人女性と同じように白湯を飲むといった”内面美容”を意識した傾向は強く、サプリメントや青汁といった健康食品ブームですが、
中国人女性は以前からそのような文化が根付いているように感じます。
このように日中間の美に対する意識の違いによって、ビジネスチャンスを考えるのも大切ですよね。
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